胸の大きさは何歳で決まる?思春期の女の子の胸の成長はいつまで?
胸が成長しはじめる時期/初潮の1年ほど前からはじまる
「中学生になったけど胸はぺったんこ、なんで~?」
「高校に入った頃から大きくなってきたけど、バストはいつまで成長するのかな?」
「20歳を過ぎてAカップの私は絶望的?」
「30代過ぎたらバストアップなんて無理だよね・・・」
などなど、女性はいくつになってもバストに関する悩みを抱えていますよね。
そこでここではまず、女性の胸はいつ頃から大きくなり始めていつまで成長することができるのかについて詳しく解説したいと思います。
まず始めに胸が成長しはじめる時期についてですが、これは「初潮がくる1年ほど前頃から」が一般的であると言われています。
3~4年ほどかけて大人の体に成長する
初潮が来る一年ほど前になると、女の子の胸のうち乳輪と乳首あたりのバストトップと呼ばれる部分が少しふくらんでくるようになります。
この段階ではまだバストと胴体との境界線はわからない程度ですが、初潮が来てからその後一年くらいにかけてバストの全体が膨らんでくるようになります。
この時点ではどの部分がバストでどの部分が胴体かがはっきりわかるようになり、さらに2~3年ほど経過することでどんどんバストの下側のラインが丸く変化していきます。
このように初潮前1年~3・4年ほどの時間をかけて女の子の体は大人の体へと徐々に変化していくことになります。
初潮の平均年齢は10~15歳
初潮が来る平均年齢は10~15歳、だいたい小学校高学年から中学校の時期に該当します。
しかし初潮を迎える時期にはかなりの個人差も見られるので早い子では8歳・小学校3年生の時に来た・遅い子の場合は16歳を過ぎてもまだ来ない、などということも珍しくはありません。
しかし多くの場合では15歳程度で初潮を迎えることになるため、事前に知識を持ちいつ来ても対応できるように生理用品を持ち歩く・心の準備をしておくようにしましょう。
ちなみに生理は初潮後から約3年程度は周期が安定しないので、予定していないタイミングで突然来てしまうこともあります。
一方で初潮が来た後に数か月経過するまで二回目の生理が来ないということも少なくありませんので、あまり心配しすぎないようにしましょう。
胸が成長する時期は10歳前後~17歳前後まで
女の子の胸の成長はすでに説明したように、初潮がくる一年ほど前から少しずつ始まっていきます。
そのためバストトップが少しふくらんで来たら「そろそろ初潮が来るのかも?」と意識して生理用品や心の準備をしておくと良いかもしれませんね。
初潮が来る一年前~初潮開始そしてその後2・3年と、女の子のバストは段階的に膨らんでいき多くの場合では17歳前後まで成長を続けることになります。
そのため「胸が大きくなるのはいつ?」という質問に対しては『10歳~17歳前後』というのが一般的な回答ということになります。
胸が大きくなり始めたらブラジャーを着用しよう
ここまで説明したように女の子の胸は初潮一年ほど前から段階的に丸みを帯び、大きく膨らんでいきます。
バストトップにふくらみを感じるようになったまずはファーストブラの着用から始めていきましょう。
意外に思う人もいるかもしれませんが胸が大きくなってから初潮が来ることを考えると、ファーストブラは初潮が来るよりも先に着用を始めることになります。
もし周囲につけている子が全くおらず「まだブラジャーはちょっと・・・」と思う年齢であれば、
年齢に適したブラを徐々に変えながら着用、最初はワイヤーなしがいいかも。胸のあたりが二重になったキャミソールやタンクトップを着用すればOKです。
しかし初潮が訪れバスト全体が丸みを帯びてきた際には、ワイヤーがないもの・スポブラタイプなどからブラジャーの着用を始めていきましょう。
ナイトブラなら無理なく付けられる
胸全体が膨らみ始めたらブラジャーを着用してバストを揺れから守ったり、衣服の上から透けて見えるのを防止する必要があります。
しかし思春期の女の子にとっていきなりレースやホックのあるブラジャーを付けるのは意外と抵抗を感じるものなので、そんな時はナイトブラの着用から始めることをおすすめします。
特にViageのようなスポブラタイプのナイトブラであれば、さほど下着感もなく初めてのブラジャーとして着用がしやすいかと思います。
Viageはナイトブラとして夜着用するだけではなく、昼間に使っても問題がない商品ですので昼夜兼用で使うのも良いでしょう。
関連ページ:【viageの口コミ】ナイトブラのサイズと安く買う方法
思春期を過ぎると胸は大きくならないの?
ここまで説明をしたように女の子の胸が大きくなるのは初潮前一年くらいから前であるため、年齢で言うと10歳~17歳・これは思春期と呼ばれる時期とほぼイコールとなっています。
では「思春期を過ぎた場合、もう胸は大きくならないのか?」というと決してそうではありません。
胸が成長するために欠かせないと言われているのは女性ホルモンの分泌です。
つまりたとえ一般的に胸が成長する時期と言われている思春期を過ぎている場合でも、女性ホルモンの分泌量を増加させることができれば胸を成長させることができます。
例えば世の中にはこんな話も少なくはなく、
「大学生になってから卒業までに1カップは大きくなった」
「ハタチ越えてからバストが2サイズアップした~」
「30を過ぎているのに最近バストサイズが上がったかも?」
こういった人たちは何らかの理由で思春期は過ぎているにも関わらず女性ホルモンが多く分泌された結果であると考えられます。
女性ホルモンが増加をすれば思春期を過ぎても胸は大きくなる
バストの成長期としては10歳~17歳前後というのが一般的ではあるもののその時期を過ぎると全く大きくならないわけではなく、実際にバストの成長に影響するホルモンは思春期~25歳前後にかけて分泌が盛んになると言われています。
つまりエストロゲンやプロゲステロンという2種類の女性ホルモンの分泌を増やすことで、思春期を過ぎたバストにも大きくなるチャンスがあるということになります。
女性ホルモンの分泌を促すために重要とされるのは、バランスの良い食事をとること・十分な睡眠時間をとること・基本的な生活習慣を見直すことが挙げられます。
こういった点を整えることで女性ホルモンの分泌が増え乳腺を増やすことができ、その結果乳腺周辺の脂肪が増えバストを大きくさせることが可能となります。
女性ホルモンの分泌ピークは20歳/20歳を過ぎると胸が成長するのは難しい
※300文字以上・思春期を過ぎてもホルモンを増やせば大きくはできるけど限界もあり、20歳くらいまでがピーク。それをこえると難しい。
ここまで説明したようにバストの主な成長期は初潮が始まる一年前~3・4年間、つまり大体の人で17歳くらいまでということになります。
そしてバストを大きくするのに影響が大きい女性ホルモンの分泌自体は~25歳にかけて盛んになるため、そのあたりの年齢までであればホルモンバランスを整えることによるバストアップも可能となっています。
ただしこれらバストアップに影響を与える女性ホルモンの分泌が最も盛んになるのは20歳であるため、その時期を越えると大幅に胸を成長させることは難しいことも理解しておくようにしてください。
30~40歳以上でもバストマッサージや筋トレなどで胸を大きくすることは可能
胸を大きくするのに影響を与える女性ホルモンの分泌のピークは20歳~25歳ということなので、
「じゃあ30を越えている私には絶対バストアップ無理じゃん・・・」
「40過ぎてバストを大きくしたいなんて、できっこないってことだよね」
と考える人もいるかもしれませんが、たとえ加齢によって女性ホルモンの分泌が少なくなるからといってバストアップを諦める必要はありません。
例えば30~40歳以上の人がバストアップしたいと考えるのであれば、バストをマッサージしたり筋トレすることによって胸を大きくすることは可能だと考えられます。
それはなぜかというと、バストは25歳を過ぎても少なからず女性ホルモン分泌による影響を受け続けているからです。
これから紹介する6つの方法によって女性ホルモンを増やすことができますので、30代を過ぎてもバストの成長を諦めたくないという人はぜひ実践してみてくださいね。
女性ホルモンを増やす方法1・質の良い睡眠
女性ホルモンを増やす方法としてまず始めに紹介するのは、質の良い睡眠をとることです。
昔はシンデレラタイムといって「夜10時~深夜2時は眠っていた方がいい」とされていたこともありますが、現代人のライフスタイルとはあまり合わない考え方であるためこれについてはさほど気にする必要はありません。
しかし遅くても0時までに入眠することで、0時~2時の間に一度はノンレム睡眠=ぐっすりと眠れることになるためこれだけでも取り入れてみていただければと思います。
毎日0時までに寝るくらいであれば簡単にできてしまいますよね。
ただ早めに寝るだけでバストアップに取り組んでいることになると思えば、長続きさせることのできる習慣ではないかと思います。
女性ホルモンを増やす方法2・ストレスの緩和
毎日仕事やその他で忙しくなかなかゆっくり休めないのでストレスが溜まり、些細なことで周囲の人にイライラしてしまったり八つ当たりをしてしまう・・・
そんなときは女性ホルモンのバランスが乱れていることが考えられるのですが、こういったストレスを抱えた状態では女性ホルモンを増やすことができずバストアップは見込めないため注意が必要です。
女性ホルモンはデリケートなものであり、たとえ卵巣機能が正常であったとしても生活環境や精神的なストレスを抱えている場合だと脳からの指令がうまく伝わらずにホルモンの分泌が乱れてしまうことがあります。
こういったホルモンバランスの乱れはバストアップが見込めなくなるだけではなく月経トラブルや肌あれを引き起こすこともあるため、できるだけストレスのない環境づくりにトライしてみて下さい。
女性ホルモンを増やす方法3・バランスの良い食事
女性ホルモンを増やす3つ目の方法は、バランスの良い食事をとることです。
先ほど説明したように女性ホルモンの分泌を正常化する・増やすためにはストレスがない生活が重要となりますが、さらに体にも適切な栄養を取り入れて健康である必要があります。
よくやってしまいがちなのが「バストアップに効く食品だけを摂る」という方法ですが、こういったことを行ってもホルモンバランスが整うわけではないためご注意ください。
食事するはまずBMIを調べ適正体重の維持を前提とし、やせすぎ・太りすぎとならないようになるべく多くの食材を口にするようにして下さい。
その際はカロリーが高すぎるものは摂りすぎないように注意し、卵巣機能が低下し始める30代後半からはるイソフラボンを多く含む大豆製品やカルシウムが豊富な小魚・乳製品などを意識して摂取しましょう。
女性ホルモンを増やす方法4・バストマッサージ
女性ホルモンを増やす4つ目の方法は、バストマッサージを行うことです。
バストマッサージを行うことでリンパや血流を良くなるので、女性ホルモンは分泌を促されるとともにケアの気持よさがストレスを解消=こちらも女性ホルモンの活性化の手助けとなります。
バスト周辺のリンパや血流が良くなることでバストに栄養が行きわたるようになり、さらに女性ホルモンが乳腺へと運ばれやすくなります。
その結果バストにはハリやふっくら感が現れ、バストアップへとつながります。
ちなみにバストマッサージはやりすぎも禁物で、一日に1回・15分ほどで2~3種類のプログラムを行うのが理想とされています。
気持ちいいと感じるほどのつよさで行い、マッサージオイルを使うことでその効果をより高めることができるとも言われていますので試してみてくださいね。
タイミングとしては体が温まっているお風呂上りのリラックスタイムが最適です。
女性ホルモンを増やす方法5・バストアップのツボ押し
女性ホルモンを増やす方法の5つ目は、バストアップのツボを押すことです。
女性ホルモンを活性化させるツボには湧泉・三陰交・足三里・照海などが挙げられるのですが、以下の場所にあるのでそれぞれに適した方法でツボ押しするようにしてください。
- 湧泉・・・足裏の真ん中より少し上のくぼみにある。痛気持ちよさを感じる強さで指圧する
- 三陰交・・・くるぶしから指4本上分の位置にある。少し弱めの圧でゆっくり5回程度押すようにする
- 足三里・・・膝の外側、皿の下から指4本分下のくぼみにある。親指で痛気持ちよさを感じる強さで押すようにする
- 照海・・・内くるぶしの下から親指1本分だけ下がったくぼみにある。親指を使い弱めの圧でゆっくり押すようにする
女性ホルモンを増やす方法6・適度な筋トレ
女性ホルモンを増やす方法の6つ目は、適度な筋トレをすることです。
筋トレを行うことで血流が促進されるため、女性ホルモンの分泌指令を出す脳や子宮・卵巣などを活性化させることができます。
その結果女性ホルモンのバランスが整えられ、バストアップに効果があると考えられています。
ただしここで重要となるのは適度な筋トレであり、軽めの負荷や頻度で行うことが推奨されています。
過度な筋トレはかえってホルモンバランスを乱すことになりかねませんので、こちらのページで紹介している方法や頻度を参考に行ってみていただければと思います。
関連ページ:【バストアップ筋トレの効果】女性が大胸筋の筋トレで簡単に胸が大きくなる方法
バストの健康のためにサイズの合ったブラジャーを着用しましょう
※300文字以上・バストを健康に保つにはサイズが合うブラを選んで使おう。
さらに、サイズだけではなく昼夜分けるのもおすすめ。
昼のブラにはこれこれこんな役割がある。
思春期からどんどん大きく膨らむバストを健康的に育てるためには、その時々の成長に伴ったサイズやタイプのブラジャーを着用することをおすすめします。
まず始めにバストトップが膨らみ肌との摩擦を感じ始めるころにはブラトップタイプのブラジャーを着用しましょう。
ブラトップであれば肌着のような感覚で着用できるため、初めてのブラジャーとして違和感なく付け始めることができます。
その後バスト全体が膨らみ始めた頃には、成長を妨げずかつバストを優しく包み込んでくれるノンワイヤータイプのブラジャーの着用がおすすめです。
その後バストが丸く立体的になってきた際には、乳房をきちんと支えるワイヤータイプのブラジャーへと切り替えましょう。
バストの成長期である思春期のバストは大きくなるのが早く、「前回通りのサイズで買ったらなんだか小さい・・・」ということも多いです。
そのためブラジャーを新調する際には毎回アンダーとトップサイズを自宅で測るか、できればお店で店員さんに計測してもらうのがおすすめです。
サイズが合わないブラジャーをしていると気分が悪くなってしまったり、バストの成長を妨げる・形が悪くなるといった悪影響があるため注意が必要です。
就寝時のバストへの負担軽減にはナイトブラがおすすめ
「できればナイトブラをしましょう」と言われた時に『じゃあ昼間のブラを夜もすればいいか』なんて考える人もいるようですが、これは間違った考えであるためご注意ください。
昼間のブラジャーというのは立位(立った状態)のバストを重力から守り、支える構造をしています。
そのため昼間のブラジャーを夜寝ている間に着用しても適切な位置・形にバストがホールドされるわけではないので着用をする効果は薄いです。
その点ナイトブラであれば就寝時・横になった状態のバストが上下左右へと引っ張られてつぶれるのを防ぐとともに、寝返りを打った際にバストが傷ついてしまうことを防止することも可能です。
つまり就寝時には昼間のブラではなくバストの負担を軽減するためにナイトブラの着用をするようにして下さい。
もし「昼と夜、どちらのブラもそろえるのは費用的にちょっと大変」という場合は、ふんわりルームブラのような昼間も違和感なく付けられるタイプのナイトブラを選んでみて下さいね。
関連ページ:【ふんわりルームブラの口コミ】ナイトブラと効果とつぶれる
胸の大きさは何歳で決まる/胸が成長する時期は胸が張ったり・痛みが出る?胸が大きくなるタイミングでの変化
胸が成長を続ける思春期(成長期)は胸が張ったり痛みが出るケースが多い
女の子の胸は思春期に大きく膨らむのですが、胸が成長をし続けるバストの成長期においては胸が張る・ズキズキと痛むということも少なくありません。
胸が大きくなることだけでも思春期の女子にとっては一大事となるわけですが、さらに痛みを伴うことで不安を抱える子も中にはいるようですね。
胸が大きくなる過程で痛みを伴ってしまったり、痛みの程度や頻度については個人差もあるため痛みが強い・痛みが数か月~年単位と長い間続くと誰でも心配になるかと思います。
「もしかしたら悪い病気なのかも」と悩んでしまいがちなケースでもあるため、思春期に際して胸がズキズキと痛い場合には一人で抱え込まず周りの大人に気軽に相談するようにして下さい。
痛みの強さは個人差が大きい/ズキズキと強い痛みを感じるケースもある
女の子の胸は思春期になりバストが成長期へと突入すると、チクチクと痛んだり時にズキズキ・ジンジンと強い痛みを感じることもあります。
この痛みは個人差が大きいので「チクチク程度なので」「ズキズキするから」良い・悪いというように結論づけることはできないのですが、特に気にするべき症状ではないので安心しても大丈夫です。
ただしあまりにも胸が痛いと生活に支障がでたり、「やっぱりこれだけ痛いなんて病気なのかもしれない」と過敏になりすぎるのも精神的上あまり良いこととは言えません。
あまりに胸が痛くて困っている・痛み以外にもしこりがあってどうしても気になるときはかかりつけの小児科や外科を受診してみても良いでしょう。
胸の痛みが続く期間は個人差が大きい/数か月~3.4年続くケースもある
バストの成長によって感じる胸の痛みについても、痛みの強さと同様に個人差が大きく一概に「これくらいの期間で終わる」と断定できるものではありません。
中には全くバストに胸に痛みを感じずバストが成長しきる人もいますし、短ければ数か月程度・長い人の場合だとこの痛みが3~4年と年単位で継続してしまうケースもあります。
あまりにも長い期間胸が痛み続けると心配になってしまうこともあるかもしれませんが、こちらも痛みの強さ同様に様々なパターンが考えられることであるためさほど心配する必要はありません。
ブラジャーをソフトなタイプにする・お風呂上りにボディオイルをつけてリラックスするなどの方法で対応していきましょう。
思春期の胸の痛みは胸の成長痛であることがほとんど
思春期に胸が成長する際に感じる痛みは成長痛であることがほとんどであるため、基本的に何らかの病気を心配する必要はありません。
特にバストの成長痛は重力によって痛みを感じることが多く、ブラジャーを外した瞬間に胸が張るように感じた場合にはほぼ確実に成長痛による痛みであると判断することができます。
ちなみに成長痛がある際にはバストへ刺激を与えるマッサージを行うとより痛みが強くなってしまうことがあるため注意が必要です。
ただし胸が痛い上に胸全体が熱を持っている・熱いという場合には何らかの原因でバストが炎症を起こしている可能性が考えられます。
その場合はバストを冷やして安静にする、あまりにも熱が収まらない時は乳腺科へ行き診察をしてもらうようにしましょう。
胸の成長期に乳輪周辺にしこりができることがある
女の子の胸は成長期に痛みを伴うことに加えて、人によっては乳輪の周辺にしこりが発生することもあります。
しこりとは皮膚や皮下組織にできる腫瘤(しゅりゅう)のことで、
「胸にしこりができるなんて・・・もしかして乳がん?」と心配になり病院を受診する親子連れもいるようです。
しかしこういった乳輪・乳頭周辺に発生するしこりというのは成長期に発生するごく自然なものであるため、特に心配する必要はありません。
成長の過程で自然としこりができることが多い
女の子の胸は成長する過程で自然としこりができることも多く、早い子では8歳くらいからできその後3~5年程度消えることはありません。
またしこりは始めは左右どちらかにでき、その後両側にできることが多いとされています。
このしこりはほとんどの子にできるのですが、胸の成長パターンは2つに分かれているため胸が膨らんでからしこりができる場合にはそれに気づかないまま終わっていくことがほとんどです。
しかし中には乳房が膨らむ前にしこりがぽこっと現れることもあり、その場合は目立つため気になってしまうこともあるようです。
こういった成長期のしこりは女性ホルモンの影響でできるものなので、全く心配する必要はないため安心してください。
成長の過程でできたしこりは自然となくなることが多い
このように胸が大きく成長する過程でできたしこりは、自然となくなることがほとんどです。
バストが膨らむ前にしこりができた場合はしこりを指で押したりうつ伏せ寝になった際に床でしこりが押されて痛むこともありますが、だからといって「しこりが腫瘍でだから痛いんだ」ということではありません。
先にバストが膨らんでからしこりができた場合だと、乳房の脂肪がクッションのように働くためしこりを押しても何も感じないことも多いようです。
胸にできたしこりにはなんとなく乳がんを連想させるものがあるため不安を覚えることも理解できます。
しかしたとえ押すと痛い場合でも成長期にできたしこりについては特に問題がないので、痛む際にはブラジャーで保護しつつ快適に過ごせるように工夫してみて下さい。
しこりが不安な場合は産婦人科や乳腺外来を受診すると安心
ここまで説明したように思春期で成長期を迎えるバストがズキズキ痛む・しこりができる場合もほとんど心配は不要です。
しかし、
「成長期のバストにできたしこりは心配不要」
「バストが大きくなるより先にできたしこりでも問題はない」
「しこりはバストが成長しきるころには自然となくなる」
といくら説明をしたところで、でもやっぱり・・・と不安が消えないこともあるかと思います。
もしどうしても思春期の女の子の胸にできたしこりに対して不安がある・気になるという場合には特に我慢する必要もないため、近隣の産婦人科や乳腺外来を受診して心配している点を相談してみるようにしてください。
思春期の体には本人はもちろん、親御さんも心配に思うことは当然のことです。
受診してみてなんともなければその後安心して生活を送ることができますし、安心感を得るために病院へ行くことは全く問題ありません。
胸の大きさは何歳で決まる/小中学生の胸が成長しない原因は?成長期に胸が大きくならない理由について
病気が原因で胸が大きくならないケース1・内分泌系(ホルモン分泌)の病気
一般的に女の子は初潮を迎える一年ほど前から胸が大きくなり始めるのですが、個人差もあるためなかなか大きくならなくてもさほど焦る必要はありません。
しかし場合によっては病気や生活習慣の乱れが原因でそのような状態に陥っている可能性もあり、その際には適切な対処が必要となります。
もし「そろそろ周囲は胸が大きく始めているのにまだ全然そんな気配がない・・・」という場合は、これから上げる病気の症状にあてはまっていたり生活習慣に該当していないか一度確認してみてください。
胸が大きくならない原因として考えられる病気の1つ目は、内分泌系・いわゆるホルモン分泌に関するものです。
内分泌系の病気を患っていると胸の成長にかかわるホルモンが正常に分泌されないため、その結果なかなか、胸が大きくならないことがあります。
お尻がふくらまない、体がふっくらしないなど大人の体に変化しない
内分泌系の病気になると、女児の場合には胸が大きくならず生理がこないといった症状が見られます。
思春期の女の子はエストロゲンといった女性ホルモンの分泌によって第二次性徴が起こり、胸が大きくなるといった体の変化が現れます。
しかしホルモンの分泌が正常に行われないと胸以外におしりがふくらまない・体全体が女性らしくふっくらとして来ず初潮がなかなか来ない状態となります。
こういった症状があっても周囲に比べて発達が少し遅いだけのことも多く、第二次性徴が遅いからといって遺伝的に性的発達が遅れることもあるためそれほど心配することはありません。
ただし状態に応じてホルモン治療などを行うこともあり、その結果ほとんどの場合で正常に体が成長していくこととなります。
心配な場合は内科、小児科、産婦人科などを受診すると安心
前述したように多少周囲に比べて第二次性徴が遅く胸が大きくならないだけのことも多いため、慌てずに少し様子を見ていても問題はありません。
ただし、
- 13歳まで胸が全く膨らみ始めない
- 胸が膨らみ始めたけどなかなか初潮がこない
- 16歳になっても月経がない
など少し気になる症状が見られる場合や、不安を感じているのであれば内科・小児科・産婦人科などのかかりつけ医を受診すると良いでしょう。
こういった相談はよくあるケースなので、あまり気にせず気軽に来院しても問題はないので安心してくださいね。
病気が原因で胸が大きくならないケース2・漏斗胸(ろうときょう)
胸が大きくならない原因として考えられる病気の2つ目は、漏斗胸(ろうときょう)です。
漏斗胸は胸壁の中央部がへこんでいる変形のことで、その原因は肋軟骨の変形であるとされています。
胸のへこみがどれくらいであるかは人によって異なり、軽いへこみのこともあれば非常に深くへこんでいることもあるなど様々なケースがあります。
漏斗胸は先天性疾患で、1000人に1人の割合で発生すると言われています。
重度になると心臓が圧迫されてしまうことから心電図異常や動悸・心臓の弁膜症といった状態が見られることもあるのですが、軽度の場合は治療しないことが多いです。
重い症状の場合には若干大掛かりな手術を行う必要がありますが、軽度であれば手術は行わず姿勢の矯正や胸部の筋力トレーニングなどで対応することもあります。
生活習慣の乱れにより胸が大きくならないケース1・無理なダイエット
病気以外の胸が大きくならない原因としては、生活習慣の乱れも考えられます。
病気とは異なり生活習慣が原因であるのであれば、自身でその乱れをただし正常化することで状態を改善することが可能です。
乱れた生活習慣の一つとしてまず第一にあげられるのは無理なダイエットをしてしまっているケースです。
お年頃の女性であれば体型が気になるのは当然なことなのですが、痩せるために過剰な食事制限などの体に負担をかけすぎる無理なダイエットをしてしまうと胸の成長に悪影響を与えてしまいます。
食事を制限しすぎることによりバストおよび全身の栄養不足を引き起こし、ひいてはバストの脂肪を減少させてしまうことになりかねません。
さらに無理なダイエットはストレスを溜める原因となるため、女性ホルモンの減少を招くため注意が必要です。
生活習慣の乱れにより胸が大きくならないケース2・睡眠不足
乱れた生活習慣としては無理なダイエットに加えて、睡眠不足が挙げられます。
人によって・また年齢によって必要となる睡眠時間は異なりますが、6時間~8時間程度の睡眠が必要となるのが一般的です。
もし忙しい・やりたいことがあると深夜2時~4時まで起きて数時間しか睡眠を取らないなんていう生活を送っている場合、明らかに睡眠不足であると言えます。
睡眠不足になってしまうと、心身を整える役割を担う自律神経を乱すことになってしまいます。
自律神経の乱れというのは女性ホルモンのバランスを崩すことに繋がるため、女性ホルモンが減ることで胸が大きくなれない・小さくなってしまうこととなります。
生活習慣の乱れにより胸が大きくならないケース3・ストレス
生活習慣の乱れと言えば「寝不足」「過剰なダイエット」を思い浮かべる人も多いかと思いますが、忘れていけないのは「ストレスを溜めすぎること」です。
バストの大きさは思春期から成人期にかけて女性ホルモンの分泌量の変化にともって大きく変動していきます。
しかしこの期間にストレスを強く感じることで女性ホルモンのバランスが乱れてしまい、胸が大きくなることを阻害してしまう可能性があります。
胸が大きくなる思春期では学校における人間関係・家庭環境・さらに進学に伴う受験などさまざまなストレスを感じやすい環境に置かれることも多いですよね。
ストレスを過剰に感じることで女性ホルモンの分泌を妨げる・血流が滞るといったバストに対して悪影響があるため、できるだけストレスを溜めすぎないようにしてください。
胸の大きさは何歳で決まる/胸の成長に欠かせない栄養素
胸の成長に欠かせない栄養素1・ビタミンEのはたらき
※300文字以上・ここではバストの成長に欠かせない栄養素やそれを含む食品を詳しく解説します。
ここでは胸の成長に欠かせない栄養素を5つ、順に紹介していきたいと思います。
また各栄養素を多く含む食品には何があるのかについても書いていきますので、
「胸を大きくしたい!」
「健康的なバストをつくりたい」
という人は、食事作りの参考にしてみて下さいね。
まず始めに紹介するのは、ビタミンEです。
ビタミンEには血行を促進したり、女性ホルモンのバランスを調整させる働きがあります。
たとえ栄養を摂取したとしてもそれを胸まで届けなければ、バストアップ効果というのは低くなってしまいますよね。
胸に栄養をきちんと届けるためには血行を良くすることが重要です。
さらにビタミンEには女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌量を調整する機能もあるため、胸を大きくしたいのであればまずビタミンEを積極的に摂取していきましょう。
ビタミンEを多く含む食品
ビタミンEを多く含む食品としては、このようなものが挙げられます。
野菜 | かぼちゃ・アボカド・モロヘイヤ・玉ねぎ・えだまめ・なす |
ナッツ類 | アーモンド・らっかせい・銀杏・くるみ・ヘーゼルナッツ |
豆類 | 大豆・豆乳 |
油脂類 | オリーブオイル・胚芽油 |
魚類 | うなぎ・すじこ・ツナ缶・たらこ・はまち |
ビタミンEの女性の一日あたりの摂取基準量は18~29歳で5.0g・30~49歳で5.5g・50~64歳で6.0gとなっています。
ビタミンEは光に弱いため、上記表の食材を保管する際には光を避けた暗所で保存するようにご注意ください。
ただし熱には強い性質を持っているため、加熱調理をしても問題はありません。
胸の成長に欠かせない栄養素2・葉酸のはたらき
胸の成長に欠かせない栄養素として二番目に紹介するのは葉酸です。
葉酸にはビタミンB12とともに赤血球をつくる働きを促進する効果があることから「造血のビタミン」と呼ばれています。
それ以外にもたんぱく質の生合成や細胞の生産・再生をすることにも役立ちます。
葉酸と聞くと最近では妊娠中におすすめのサプリメントとして紹介されることも多いので、妊婦さんが摂るべき栄養素として理解している人も多いかと思います。
しかし葉酸は妊娠中以外にも重要となる栄養素で、これを摂取することが体の代謝アップに繋がることから健康維持・推進に役立つものであると言われています。
葉酸は十分に摂取することで酸素や栄養素が胸や全身へと行きわたりやすくなることから、胸を成長させるのに欠かせない栄養素であると言われています。
葉酸を多く含む食品
葉酸を多く含む食品としては、このようなものが挙げられます。
野菜 | ブロッコリー・えだまめ・芽キャベツ・ほうれんそう |
きのこ類 | ひらたけ |
いも類 | さつまいも |
肉・卵類 | レバー・鶏卵 |
魚介類 | うに・すじこ・いくら |
果物類 | いちご・さくらんぼ・バナナ |
乳製品類 | チーズ・ヨーグルト |
葉酸の一日あたりの摂取基準量は18歳以上の男女ともに240㎍とされています。
食品に含まれる葉酸は水溶性ビタミンであるため、ゆでると水に出てしまい葉酸量が減ってしまいます。
そのためもしこれらの食品を加熱調理する際には電子レンジによる加熱・油いためなどがおすすめです。
胸の成長に欠かせない栄養素3・タンパク質(アミノ酸)のはたらき
胸の成長に欠かせない栄養素として三番目に紹介するのはタンパク質(アミノ酸)です。
タンパク質は筋肉の発達には欠かせない栄養素です。
そしてバストというのは基本ほぼ脂肪でできてはいるものの、その下の土台となる部分は大胸筋という筋肉となっています。
このバストの下にある大胸筋は発達すると丸く膨らむため、たんぱく質を積極的に摂取して大胸筋を発達させることでその上にあるバストを自然と持ち上げバストアップすることができます。
大胸筋の発達によって上に持ち上がったバストは上向きで形よく見え、サイズ感もアップすることになります。
また、バストケアに欠かせない女性ホルモンもその素はタンパク質となっています。
そのためタンパク質を積極的に摂ることで女性ホルモンの分泌を活性化することが可能となり、バストアップに繋がると考えられます。
タンパク質を多く含む食品
タンパク質を多く含む食品としては、このようなものが挙げられます。
肉類 | とり胸肉・ささみ・とり手羽・豚ロース肉・牛もも肉 |
魚介類 | マグロ・銀鮭・さんま・あまえび・かつお・たらこ |
卵類 | 鶏卵・うずら卵 |
乳製品 | 牛乳・ヨーグルト・プロセスチーズ |
豆類 | 大豆・豆腐・納豆 |
タンパク質の一日あたりの摂取基準量は18歳以上の女性で一日50gです。
タンパク質をたくさん摂りたいからといってまとめて摂るのは厳禁で、毎日少しずつ継続的に摂取するようにしましょう。
一度にたくさん摂っても大量に摂取ることはできません。
また、タンパク質はこまめに摂取することが重要なので、毎日の食事だけではなく間食にも上手に取り入れるようにしましょう。
そしてタンパク質を摂取する際には相互に作用する働きを持つ炭水化物や脂質も併せて摂るようにしてください。
胸の成長に欠かせない栄養素4・大豆イソフラボンのはたらき
胸の成長に欠かせない栄養素として四番目に紹介するのは大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンは胸を大きくする女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きをする栄養素であるため、これにより乳腺を太くすることができます。
ちなみに大豆色フラボンによってエストロゲンの働きを補うことで、肌の調子を整え和若々しくみずみずしい肌をサポートすることも可能です。
肌の弾力を保つコラーゲンを増やしてハリを保つ効果や、細胞の新陳代謝を高めて肌の生まれ変わりを促進する効果にも期待ができるため大豆イソフラボンは女性にとっていいことづくめの栄養素であると言えます。
大豆イソフラボンを多く含む食品
大豆イソフラボンを多く含む食品としては、このようなものが挙げられます。
豆類 | 納豆・豆乳・豆腐・油揚げ・きな粉・みそ |
大豆イソフラボンの一日あたりのおすすめ摂取量は1日50mgです。
イソフラボンを効率良く摂取するためには量だけではなく摂り方も重要で、体に吸収されたイソフラボンは約6~8時間程度で半減してしまいます。
そのため一度にたくさん食べるのではなく、少ない量を2~3回に分けて食べる方がより効果的に摂取できるとされています。
イソフラボンは大豆食品に多く含まれるのですが、同じ豆類の食品でも豆乳や豆腐にはさほど多く含まれていません。
一方で納豆や蒸し大豆のような豆を丸ごと食べることができる食品に多く含まれているので、こういった食品を意識して摂取するようにしてみてください。
胸の成長に欠かせない栄養素5・ボロン(ミネラル)のはたらき
胸の成長に欠かせない栄養素として最後・五番目に紹介するのはボロン(ミネラル)です。
ボロンは日本語に訳すと「ホウ素」に該当する栄養素のことで、ボロンには女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を活性化させ、乳腺細胞を増殖させる効果が期待できます。
エストロゲンの分泌量は加齢やストレスの影響を受け低下しやすいので、ボロンを意識的に摂取することはバストアップしたい女性にとても重要です。
さらにボロンには発達した乳腺に脂肪を付ける効果もあることから、ボロンを積極的に摂取することは胸の成長に欠かせないと言えます。
そしてボロンにはバストを支えるという重要な役割を持つクーパー靭帯や弾力のある肌を作るという役割もあるため、バストが下垂することを防止するという効果もあります。
ボロンを多く含む食品
ボロンを多く含む食品としては、このようなものが挙げられます。
果物類 | りんご・ぶどう・梨・桃・レーズン |
野菜類 | きゃべつ |
豆類 | 大豆・ピーナッツ |
海藻類 | わかめ・ひじき・とろろ昆布 |
ボロンの一日の摂取量の目安はおよそ3.0㎎です。
キャベツの場合で約2枚・リンゴでは1個程度に含まれる量なので、食事やおやつなどで比較的体に取り込みやす量であると言えます。
ボロンはこのようにミネラルの一種であることから野菜や果物に多く含まれているのですが、熱に弱いという性質があります。
そのためこれらの食品からボロンを摂取したい場合は加熱せず、生のまま摂るようにしてください。
さらにボロンは酸化にも弱いという性質があるため、購入時には新鮮なものを選ぶようにしできるだけ早く食べきるようにしましょう。
胸の大きさは何歳で決まる/まとめ
女の子の胸は初潮が来る一年くらい前~3・4年かけて成長するため、個人差はあるもののだいたい10歳~17歳の間が最も成長期であると言えます。
つまりバストの成長期は思春期とほぼイコールなのですが、この時期を越えたらもう胸を大きくすることはできないのかというと決してそうではありません。
女性ホルモンを増やしたり筋トレを行うことで、思春期を過ぎた女性でも胸を大きくすることは可能となっています。
また、胸を成長させるためにはそれに必要となる栄養素の摂取は不可欠となります。
このページで紹介した5つの栄養素を中心に、バランスよく食事に取り入れてバストアップを見越した食事を摂るようにしてみてくださいね。
ところで思春期に胸が大きくなる際には、痛みをともなったりしこりができるといった気になる症状が出ることがあります。
しかしほとんどの場合では多くの人に見られる症状であり特に問題はないとされているため、安心していただければと思います。