垂れ乳の原因/どうして垂れ乳になるの?
垂れ乳の原因1・クーパー靭帯の衰え
一定の年齢を迎えた女性は、
「20代の頃は感じなかったけど、30を超えた辺りからなんだか垂れてきた気がする・・・」
「よくおばあちゃんのバストが伸びたイラストをギャグマンガで見るけど、笑いごとじゃないかも・・・」
というようにバストの垂れ、いわゆる垂れ乳に悩むことも少なくないですよね。
実は女性の垂れ乳=バストが垂れてしまう現象の原因の一つはクーパー靭帯が衰えることだと考えられています。
クーパー靭帯とはバストを支えている靭帯(結合組織)の呼び名で、バストの土台となる大胸筋と乳頭をつなぐようにして張り巡るように存在している部分です。
このクーパー靭帯が切れたり伸びたりして衰えると、バストを上向きのまま綺麗にキープすることができなくなってしまい垂れ乳となってしまいます。
加齢による衰え
バストを支える重要な役割を担う結合組織であるクーパー靭帯は、二の腕やおなかがたるんでしまうのと同様に加齢によって変化し伸び衰えてしまいます。
残念ですが人が年齢を重ねることを止められないように、現時点ではクーパー靭帯が年齢とともに伸びてしまうことを止めるすべはないと言われています。
ただしクーパー靭帯のような体の組織は、血流を良くすることによって酸素や栄養が与えられることで老廃物の除去が可能です。
そのため加齢によるクーパー靭帯の衰えをできるだけ少なくしたい場合はお風呂にゆっくり入る・ストレスをためない生活を心がけるといった血流を良くする習慣を持つことが重要です。
バストの自重による負担
クーパー靭帯はバストを支え正しい位置にキープするために張り巡っている組織であるため、バスト自体の重さ=自重による負担が常にかかっている部分でもあります。
例えばこのような行動は特にクーパー靭帯にバストの自重による負担をかけやすい状態となります。
- サイズが合っていないブラジャーを身に着ける
- ブラジャーをつけずに過ごす時間が長い
- ブラジャーをつけずに寝て寝返りを打つ
- 妊娠・出産でバストサイズが増大する
つまり自身のバストを支えるのに適したサイズのブラジャーを起きている間はずっと着用する・夜はナイトブラでバストが動くのを押さえることである程度カバーはできるということになります。
もちろん妊娠・出産に際してバストが重たく大きくなってしまうことを避けることはできませんので、この場合も重たいバストを支えることができるブラジャーを着用することが重要です。
重力による負担
クーパー靭帯は皮膚とつながってバストを支える組織ですが、普段私たちが意識せずに過ごしている地球の重力によっても少しずつ負担がかかっている部分でもあります。
ワコール人間科学研究所が無重力状態におけるバストの状態を調査したところ、無重力の状態では年齢にかかわらずバストの皮膚が伸びることはなかったそうです。
この場合バストのボリュームは上下左右等しくバストトップの位置も高く形は綺麗なおわん型を保つことができたということでした。
当然ですが私たちは重力を受けずに生活をすることはできませんので、クーパー靭帯が受ける重力の負担を少しでも軽減するためにブラジャーでバストを毎日ケアすることが大切です。
バストの衝撃や揺れによる負担
「私はそんなに胸も大きくないし、動いてもたいしてバストは揺れないから平気」
そんな風に思っている人は意外に思うかもしれませんが、実は私たちのバスト(ひいてはクーパー靭帯)は普段気軽に行っているような軽い運動や寝返りによるバストの動きによってもダメージを受けています。
そのため、垂れ乳を予防したいのであればこのような考えは今すぐ捨てるようにしましょう。
「私はスポーツ選手じゃないから激しい運動をしないし大丈夫」
「巨乳じゃないからナイトブラなんてしなくても大丈夫」
一度伸びてしまったら戻ることはないクーパー靭帯を大切にするためにも、シーンに適したブラジャーをつけてバストをケアするように心がけてみて下さいね。
垂れ乳の原因2・大胸筋の衰え
垂れ乳の原因としてもう一つ挙げられるのは、大胸筋や小胸筋といった筋肉の衰えです。
大胸筋というのは前胸部の最も広く大きい筋肉を指し、小胸筋はその大胸筋の裏側(深層)に位置している筋肉を指します。
大胸筋と小胸筋はそのどちらもが、メリハリがある綺麗なバストを形作るために重要な筋肉であると言われています。
しかしこの二つの筋肉が収縮して硬くなってしまうと、スタイルが悪くなってしまったり垂れ乳の原因となってしまうことがあるため注意が必要です。
もしすでに「大胸筋・小胸筋が衰えつつあるため垂れ乳かも」という場合でも、この部分は一度切れてしまったら戻らないクーパー靭帯とは異なり鍛えることが可能です。
バストに張りが戻るだけではなく肩こりの改善にもつながると言われていますので、興味がある人は後ほど解説する筋トレ方法を詳しくチェックしてみて下さいね。
加齢による衰え
バストにとって重要な大胸筋や小胸筋といった筋肉は加齢に伴って縮み、弱っていってしまいます。
筋肉は筋原線維という細胞の束でできていて、さらに筋原線維は太いフィラメントであるミオシンアクチンと細いアクチンというたんぱく質でできています。
筋肉に刺激が伝わるとミオシンでできた太いフィラメントの間にアクチンでできた細いフィラメントが滑り込んで筋肉は収縮行動を行います。
しかし筋肉には強い粘性があるため加齢によって筋繊維が隣同士でくっついて凝り固まってしまい衰えてしまいます。
そんな加齢による筋肉の衰えは適度な運動を行うことで改善することができると言われているので、年齢に負けないバストを意識してつくっていくようにしましょう。
運動不足による衰え
バストを美しく形づくるのに重要な部分である大胸筋や小胸筋といった筋肉は、加齢だけでなく運動不足によっても衰えてしまいます。
「私はまだ若いから別に筋肉の衰えなんて気にしなくてもいいでしょ」
「運動は嫌いだからわざわざしなくてもいいよね」
こんな風に考えていては、垂れのない美バストは遠ざかってしまうため注意が必要です。
運動不足による大胸筋・小胸筋の衰えは、誰でも簡単な運動をすることで回避することができます。
大胸筋が縮みっぱなしになってしまうとバストが垂れるだけでなく肩こりやむくみ・四十肩・五十肩といった症状にもつながりかねませんので適度な運動を心がけて美しいバストのキープを目指しましょう。
垂れ乳の原因3・姿勢が悪い、猫背
猫背とは頭と肩が前傾となってしまい、首のうしろ~背中の上部筋肉が伸びた状態を指し示します。
この猫背の状態だと胸側にある大胸筋と小胸筋は収縮した状態となってしまい、その結果その部分が衰えてバストの垂れに繋がります。
最近ではデスクワークやスマホを前傾姿勢のまま操作するなどして長時間猫背で過ごす人も少なくありません。
その猫背状態のまま凝り固まってしまうと、胸の筋肉の柔軟性はどんどん失われていきます。
猫背を改善するためには普段の姿勢を意識して正しつつ、胸の筋肉をほぐして柔軟性を身に着けることが重要です。
胸の筋肉は誰でも思い立ったらすぐにケアすることができますので、この後で紹介する筋トレを試してみていただければと思います。
垂れ乳には筋トレが効果的な理由/垂れた胸のリフトアップには筋トレが効果的
バストを支える大胸筋とは?大胸筋の役割について
大胸筋とは胸の真下にあって、バスト全体を支えている筋肉です。
さらに大胸筋の下に合ってバストを吊り下げて左右の胸を中央に寄せる役割を持っているのが小胸筋です。
この二つの筋肉はバストを美しく保つのに非常に重要なパーツで、この部分が衰えてしまうと年齢に関係なくバストはどんどん下垂し離れていってしまいます。
バストの中身は九割が脂肪・一割が乳腺繊維で構成されています。
そしてこれらのバストを構成するパーツは大胸筋の上に乗っている形で存在しているため、大胸筋が衰えるとその上にあるバストも下がってしまうことになります。
バストが下がることで胸板は薄くなり、その結果ウエストとのメリハリがなくなることでスタイル全体が悪くなってしまうことにつながります。
バストの形を維持するクーパー靭帯とは?クーパー靭帯の役割について
クーパー靭帯はコラーゲンを主成分とした硬い結合組織のことで、バストを綺麗なおわん型に丸く保つために重要な役割を持っている部分です。
バストは胸部の皮下にある皮下筋膜の浅葉と深葉の間にあるのですが、クーパー靭帯はその二つをつないで乳腺組織や脂肪組織が脇に流れないために存在しています。
クーパー靭帯は一つ一つが独立しているのではなく網状となっていて、隙間を埋めるような形で存在しています。
そんな膜状の靭帯であるクーパー靭帯によって乳腺組織や脂肪組織は支えられ、バストのきれいな丸い形を作ることが可能となっています。
ちなみにクーパー靭帯はバストが急に大きくなる思春期や授乳期には、乳腺の細胞や水分が増えバストの内容量が増えるのにともなって引き伸ばされることとなります。
垂れ乳の改善・予防には大胸筋の筋トレが不可欠
垂れ乳が起こってしまう原因に大きく関係しているの、バストを支えるクーパー靭帯と大胸筋です。
しかし美しいバストを保つために重要なパーツであるクーパー靭帯は、加齢や重力・激しい運動などによって一度切れたり伸びたりしてしまうと残念ながら元の状態へと戻すことはできません。
その一方で大胸筋であればたとえ一度衰えかけてしまい垂れ乳となってしまっていても、そこから鍛えることで元の強さを取り戻すこと可能です。
その結果として垂れ乳を改善することができたり、鍛え続けることで今後垂れ乳となることを予防することも可能になります。
「でも大胸筋を鍛えるって具体的には何をすればいいのかさっぱり・・・」
「ジムへ行く余裕は金銭的にも時間的にもないけど、家でできるかな?」
そんな風に不安を抱える人向けに、ここからは自分でできる垂れ乳改善のための筋トレメニューを紹介していきたいと思います。
道具を使わないものやスキマ時間に気軽にできるものもありますので、試してみていただければと思います。
垂れ乳の改善方法!垂れ乳に効果的な筋トレメニューを紹介します
垂れ乳の改善方法1・合掌ポーズのやり方
ここからは垂れ乳に効果的な筋トレメニューをいくつか紹介していきたいと思います。
まず始めに紹介するのは、両手の手のひらを胸の前で押し合い胸筋を鍛えることができる合掌ポーズです。
- ソファやベッドなどに座って、背筋を伸ばす
- 両手を胸の前で合わせて手首からひじは地面と水平の高さにあげる
- 息をゆっくりと吐きながら、胸筋に力をいれて手のひらを10秒~15秒程度押しあう
- 3の動作を5回繰り返す
上記手順で手軽に道具なしで行うことができる合掌ポーズは、1日に2~3セット行うのがおすすめです。
座った状態でできてすぐに終わるので、気が付いたときに行うようにすると継続して行いやすいでしょう。
合掌ポーズを行うときに注意することとしては、「腕の筋肉を使うのではなく胸筋に力を入れる」という点が挙げられます。
仮に腕の筋肉を使って押し合った場合、鍛えられるのは胸ではなく腕となってしまうため大胸筋や小胸筋を意識して行うようにして下さい。
垂れ乳の改善方法2・ダンベルプレスのやり方
次に、大胸筋を鍛えるのに効果があるとされるダンベルプレスのやり方を解説していきます。
こちらも合掌ポーズと同様に、女性が行うバストアップのための筋トレとして比較的有名なトレーニングとなっています。
- 両手にダンベルを持ち、ひざは立てて床に仰向けに寝る
- ダンベルを胸の横に構えて胸をはる
- ダンベルをゆっくりと上に持ち上げる
- ダンベルを持ち上げた状態で腕を伸ばしたまま1~2秒静止し、今度はゆっくりとダンベルを元の位置に下げる
この動作を15回から20回程度繰り返し行います。
ちなみにこのトレーニングは大胸筋以外にも、三角筋や上腕三頭筋にも効果があるとされています。
そのためあまり重いダンベルを使用して負荷を上げすぎてしまうと、上腕がたくましくなりすぎてしまうためご注意ください。
バストアップのために行う場合は1kgから2kg程度の軽めのダンベルでOKです。
垂れ乳の改善方法3・膝つきプッシュアップのやり方
膝つきプッシュアップは腕立てふせに似た体勢で行う運動で、上腕三頭筋や大胸筋を鍛えることができます。
しかし一般的な腕立て伏せに比べると負荷が小さいため、筋トレを今迄あまりやったことがない人でも簡単に行うことができておすすめです。
「腕立ては無理」「きつすぎる運動は苦手」そんな人も気軽に試してみて欲しいと思います。
- 四つん這いになる姿勢となり、両ひざを床について足先は浮かせる
- 肩幅よりも少し広めに手を広げ、肩の真下に掌がくるようにする
- 背中を丸めないようにして背に力を入れ、上半身を下げる
- 膝を曲げ限界ポイントまできたら一瞬だけキープする
- 掌全体で床を押して体を押し上げる
この動作を10回ほど繰り返し行います。
垂れ乳の改善方法4・パームプレスのやり方
次に、バームプレスというトレーニングの方法を解説したいと思います。
バームプレスはベンチプレスや腕立て伏せよりもハードルが低い筋トレで、合掌ポーズにひと手間加えたような内容となっています。
- 胸の前で手と手の間に重りを挟んで合掌ポーズをする。使用するのはハードカバーの本などでOKで、2kg~3kg程度のもの
このときは合掌ポーズとは異なり左右の肘をくっつけるようにする - 重りを手と手の間には挟んだまま肘を肩の高さまで上げる
- 手を上下に8~10回程度往復させる
合掌ポーズに比べて体に負荷がかかる筋トレですが、肩に力が入りすぎないように注意して行います。
1セット・8~10回を一日3セットほど行うのが理想です。
垂れ乳の改善方法5・チューブを使った肩甲骨ストレッチのやり方
最後に紹介するのはチューブを使って肩甲骨のストレッチ方法です。
チューブにはバンドタイプ・ハンドルが付いたタイプなどいくつか種類がありますが、握りやすさや滑りにくさから好みのものを選べばOKです。
1,000円~数千円程度するものもAmazonなどで購入できますが、まずは試しに100均で安く入手してみるのもいいかもしれません。
- 両手でチューブを持ったら腕を前に伸ばす
- チューブを握ったまま腕を頭の上に通して背中に回し、胸を張る
- 外側へ開くようにチューブを横へと伸ばす
- 腕を伸ばし切ったら再び頭の上に通して手を全面に戻す
- 1~4を15~20回程度繰り返して行う
チューブを使ったバストアップトレーニングはこれ以外にもいくつかあります。
気になる人は「チューブでバストアップする方法」などで調べるとわかりやすい動画がいくつか出てきますので試してみて下さいね。
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垂れ乳改善に効果的!筋トレを成功させるポイントを紹介します
垂れ乳に効果的1・食生活の見直し
ここからは筋トレ以外の、垂れ乳に効果的な対策をいくつか紹介していきたいと思います。
まず始めに実践して欲しいのは、食生活の見直しです。
「垂れ乳は年齢で誰でもなってしまうんだから、何を食べていても一緒でしょ?」なんて思っているのであれば非常にもったいないです。
実は食事を見直すというシンプルかつ簡単なことを実践するだけで、垂れ乳の予防やバストアップに効果があると言われています。
私たちは体の健康を維持するために食事によって必要な栄養素を補っていますが、その際にバストアップに効果があるとされる栄養素を意識して取り入れていくことで重要となります。
食べ物の中にはバストアップに効果的な栄養素がいくつかありますので、ここではそのうち5つの栄養素について解説していきたいと思います。
バストアップに効果的な栄養素1・ビタミンE
ビタミンにはいくつも種類がありますが、その中でもビタミンEには血行を促進したり女性ホルモンのバランスを整えるという機能があります。
仮にその他のバストアップに良いとされる栄養素を食事から接種したとしても、血行が悪くバストにまでいきわたらせることが出来なければその効果にはあまり期待ができなくなってしまいます。
そのためビタミンEをしっかりと摂り、血行を良くするようにつとめましょう。
女性のビタミンEの一日あたりの摂取基準目安は年齢ごとに異なり、以下のようになっています。
- 18歳~29歳・・・5.0g
- 30~49歳・・・5.5g
- 50~64歳・・・6.0g ※出典・日本人の食事摂取基準(2020 年版)|厚生労働省
ビタミンEを多く含む食品としては、野菜やナッツ・その中でもカボチャ・アボカド・モロヘイヤ・アーモンドなどに多く含まれるため毎日の食事に取り入れてみて下さいね。
一つ注意しておきたいのは、ビタミンEは光に弱いという点です。
これらの食材をしばらく保管しておく際には光が当たらない場所に置くようにしましょう。
バストアップに効果的な栄養素2・葉酸
葉酸はビタミン12とともに赤血球をつくる働きがあるため、バストアップしやすい健康的な体づくりをするために欠かせない栄養素であると言われています。
さらに葉酸には核酸やたんぱく質の生合成・細胞の生産と再生を助ける働きもあることから、体の代謝に大きく関わっている栄養素でもあります。
葉酸は代謝アップに関係する栄養素であることから、これを適度に摂取することで栄養や酸素が全身へ行きわたりやすくなりバストアップにも役立つとされています。
葉酸の摂取基準目安は18歳以上の男女で一日あたり240μgとされています。
葉酸を多く含む食品は「緑色の野菜」と考えると、摂取しやすいかもしれません。
- モロヘイヤ
- ほうれんそう
- 枝豆
- ブロッコリー
- 芽キャベツ
- アスパラガス
- パセリ
それ以外に動物性の食品ではレバーやうに・すじこ・アワビといった珍味、ヤギのミルクを使用したチーズやブルーチーズ・カマンベールチーズにも多く含まれています。
バストアップに効果的な栄養素3・タンパク質(アミノ酸)
タンパク質は骨や筋肉・皮膚・血液などあらゆる組織をつくるため、健康を維持するためには欠かせない栄養素です。
さらにタンパク質には女性ホルモンのバランスを整えるという働きもあるため、意識して摂取していくのがおすすめです。
女性のタンパク質の一日あたりの摂取基準目安は年齢ごとに異なり、以下のようになっています。
- 12歳~17歳・・・55g
- 18歳以上・・・50g ※出典・日本人の食事摂取基準(2020 年版)|厚生労働省
タンパク質は大きく分けると動物性と植物性のものがあり、その名前からもわかるように肉や魚・卵から摂取することができるのが動物性タンパク質です。
そして大豆加工食品からは植物性タンパク質を摂ることができるのですが、どちらかだけを摂ればよいというわけではなくこの2つをバランス良く摂取するのが重要です。
バストアップに効果的な栄養素4・ボロン(ミネラル)
ここまでは今までに聞いたことがある栄養素の名前が挙がっていましたが、次に紹介する「ボロン」については初めて耳にする人も少なくないかと思います。
ボロンは英語名なのですが、日本語では「ホウ素」と呼ばれる栄養素です。
ボロンはミネラルの一種でエストロゲンの分泌量を増やしたり、血液中のエストロゲンの濃度を高める効果があるとされる成分です。
これによりバストアップ効果が期待できるため、積極的に摂取していくのがおすすめです。
ボロンは一日あたり3mg程度の摂取がおすすめで、キャベツ・りんご・ぶどう・わかめ・ひじき・大豆・アーモンド・ピーナッツなどに含まれています。
ただしこれらのボロンを含む食品は熱処理に弱いため、ボロンを摂取するために食べる場合には加熱せず生で食べるようにしましょう。
またこれらの食品は包丁で切るとその断面から酸化が進んでしまうため、できればそのまま食べたりちぎって小さくするようにして下さいね。
バストアップに効果的な栄養素5・大豆イソフラボン
最後に紹介するイソフラボンも、バストアップを目指す女性には欠かせない栄養素と言われています。
それはなぜかというとイソフラボンが女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするからです。
例えば加齢や強いストレスによってエストロゲンの働きが弱ってしまうと、バストからハリは弾力が失われ垂れ乳となってしまうことがあります。
だからといってエストロゲンを意図して分泌することはできませんが、イソフラボンを食品から摂取することでそれを補う効果があると考えられています。
イソフラボンは一日あたり70~75mgまでの摂取がおすすめと言われています。
ドラッグストアなどではイソフラボンが入ったサプリメントも販売されていますが、できればそれを含む食品をバランス良く食べて摂取していくようにしましょう。
イソフラボンは納豆・豆腐・油揚げ・豆乳・味噌・枝豆・きなこなどに含まれています。
垂れ乳に効果的2・質の良い睡眠を取る
食事や筋トレ以外に垂れ乳に効果的だと考えられるのは、質の良い睡眠を取ることです。
実はバストアップと睡眠時間には深い関係があると言われていて、それはなぜかというと女性ホルモンと成長ホルモンが大きく関わってくるからです。
これらのホルモンが分泌される時間帯に良質な睡眠を取ることで、寝ながらバストアップに励んでいることになるのです。
バストアップに重要な女性ホルモンや成長ホルモンの分泌を促すために重要な睡眠の要素は、1に質・そして2に深さ・最後に時間(長さ)と言われています。
成長ホルモンの分泌が最大となる夜10時~2時の間に深いノンレム睡眠となれるよう、就寝時間を調節するのがおすすめです。
「さすがに10時に寝るのは難しいよ」という場合でも、0時までに就寝することで0時~2時の間に一度はノンレム睡眠に入れることとなります。
肝心な睡眠の質を高める方法としてはこのようなものが挙げられますので、できることから始めてみて欲しいと思います。
- 軽い運動習慣をつける
- 決まった時間に健康的な食事をする
- 就寝2時間前までに入浴をする
- 就寝1時間前にはスマホをやめる
- 就寝直前はストレッチやマッサージでリラックスして過ごす
離れ乳に効果的3・ナイトブラを使用する
筋トレ・食生活・睡眠に続いて、最後に紹介する垂れ乳対策・バストアップ対策はナイトブラを使用することです。
眠っている間に私たちのバストは、あおむけから横向きへと気づかないうちにうつ寝返りによって上・脇などさまざまな方向へ引っ張られてしまいます。
そうするとバストを支えるクーパー靭帯を損傷してしまったり、動くバストを不快に感じることで快適な眠りを妨げしまうことがあります。
しかし夜ナイトブラを着用することでバストの動きを押さえ、安定させることができます。
その結果クーパー靭帯は切れたり伸びたりすることから守られ、睡眠の質を高めることができると言われています。
「バストを固定するなら昼間のブラでいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、昼間のブラは立った状態のバストを支える構造をしているため夜のバストに対して最適化はされていません。
こういった理由から昼用とは別のナイトブラを着用することで、垂れ乳の予防やバストアップへとつながります。
クーパー靭帯への負荷を軽減する
クーパー靭帯はバストを綺麗なおわん型のバストを形作るために重要な靭帯で、バストの土台となっている大胸筋と乳頭をつなぐように網目のように張り巡っています。
このクーパー靭帯は一度伸びたり切れたりするともとに戻すことができず、その結果バストは垂れたり形が悪くなってしまうことがあります。
もし夜ノーブラで寝てしまうとバストは上下左右へと自由に動くことになり、クーパー靭帯へ大きな負荷をかけてしまうことになります。
今まで夜はノーブラで過ごしていた女性の場合、「でも、寝てる間にブラで締め付けられるのは嫌だな」と思うかもしれませんね。
その場合はViageのようなよく伸びる、快適な付け心地のナイトブラを着用することで違和感なく使っていけるかもしれませんので試してみていただければと思います。
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日中も使用できるナイトブラでバストの負担を軽減
「昼用のブラと夜用のブラ、費用的にちょっと揃えるのが大変だな・・・」
「朝ブラを付け替えなきゃいけないのが面倒だな~」
このようにナイトブラを昼のブラとは別に新たに揃え使うことを負担に感じる場合は、日中も使用できるナイトブラの着用がおすすめです。
多くのナイトブラは昼間の着用も可能としており、スポーツブラタイプの物であればジムでそのままの姿で活動できる見た目のものも販売されています。
また、レースが使われていたり花柄が全面に印刷されたおしゃれなナイトブラも販売されており、こういったものであればぱっと見は昼間のブラと区別がつかないため人目に触れる場合でも安心です。
昼間も使えるナイトブラでバストをケアすることによって、バストにかかる負担を減らし垂れ乳を予防することができますので試してみていただければと思います。
ただしナイトブラを昼間に着用する場合は、ブラの説明書や公式サイトQ&Aに「昼間も使えます」と掲載されているかどうかを確認してからにしてくださいね。
垂れ乳の改善方法や効果的な筋トレまとめ
女性のバストは加齢や重力によるクーパー靭帯の衰えと運動不足などからくる大胸筋の衰えによって、垂れ乳となってしまうことがあります。
このうち大胸筋についてはいったん衰えてしまっても筋トレで再び鍛えることが可能であるとされています。
このページでは自宅で気軽にできるものや簡単な道具を使ったバストアップ向け筋トレ方法をいくつか紹介していますので、気になる人は読んでみて下さいね。
一方でクーパー靭帯については一度切れたり伸びてしまうともとに戻すことはできませんので、ナイトブラを着用して夜寝ている間のバストをケアし垂れ乳の予防をしていきましょう。
筋トレ・ナイトブラ以外のバストアップ方法としては、食生活の改善や睡眠の品質向上などが挙げられます。
バストアップに効果があるとされる食事をしつつ良質な睡眠時間を確保して、総合的なバストアップを目指してみて下さいね。